AndroidユーザがiPhone 8に変えた話

AndroidユーザがiPhone 8に変えた話

BEAN

iPhone 8 を買った

iPhone 8買いました. 正確には『iPhone 8 (PRODUCT)RED Special Edition』.

Special Edition…いい響きですね. そういえば今使ってるイヤホンもSpecial Editionが製品名についています. 完全にSpecial Editionの使い手です().

iPhone 8を購入した理由

購入した理由はいくつかあります.

  • まともなiOS端末が欲しかった
  • 旧メイン機のHUAWEI P10 liteに飽きてきていた
  • 予約開始日(2018/4/10)に意識が飛んでいつの間にか届いていた.

(まともな理由が一つしかない…

今まで使ってきたスマホ(といってもスマホ利用としては2台だけなんだけど)は全てAndroid端末でした. 具体的にはHTC Desire 626, HUAWEI P10 liteの2機種. スマホを購入して数ヶ月するとその端末に飽きてきて約1年で買い替えを行うのですが, この時いくつか自分に課している(訳ではないが…)ルールがあります. それは『新しい端末は今使っているメーカとは別のものであるべきである』です. このルールは飽きっぽい自分がすぐに端末変えていかないよう(お金を飛ばさないよう)にするための策で, 同じメーカだとUIが似ているため, 刺激がない -> 飽きる を防止する効果があります.

ここでSIMフリー端末を考えると, やはりHUAWEIが良さそう(特にこれから発売されるであろうP20系端末). しかしHUAWEI端末をすでに持っているのでそれ以外にしなくてはならないと考えていた時, iPhone SE2にあたるものにしようかと検討していた訳です.

iPhone SE2にあたる端末しかねーなと思い始めると脳内はiPhoneで埋め尽くされていました. iPhone, iPhone, iPhone…

そんな時, iPhone 8/8 Plus の (PRODUCT)REDがどうやら発売されるらしいという話が出てきたのです. iPhone 7/7 Plusの(PROUCT)REDは白x赤の配色でおめでたい感じでしたが, 個人的にはうーんの顔. しかし, iPhone 8/8 Plusの(PROUCT)REDの配色は黒x赤. かっこよすぎます. その端末を脳内レンダリングした瞬間, GPUが足りなかったのか意識を失い, 4月13日にはiPhone 8 (PROUCT)REDが届いていました. 不思議なものです.

iPhone 8 Plusにしなかった理由は, 端末の大きさにあります. 奴はデカすぎる.

シャープのAQUOS CrystalやEssential Phoneなどから画面占有率が上がってきた端末に対して, iPhone 8 Plus は上下のベゼルは太いままです. ということは画面サイズに対して本体サイズがでかいので持つのが幾分疲れが生じます.(iPhone SE2にあたる端末が欲しいと思っていたのもサイズが理由) その理由でiPhone 8 Plusにはしませんでした. 自分の場合, カメラはそんなに使いませんし, iPhone 8と比較してスペック面で見劣りするのはRAM容量ぐらいのものでした.

iPhoneにしてよかった点・よくなかった点

本題です.

Android 端末からiPhone 8に変えてどうなのかという話になります. これら全部個人的意見であるし, 忘れている/知らない 機能があったりするかもしれません.

iPhoneにしてよかった点

3D Touch 機能

これは画面を強く押すことにより普通のタップとは違う動作をさせる機能です. 例えば, Safari起動中にリンク部分を強く押し込むとリンク先がプレビューできます.

他にもアプリアイコン上で強く押し込むとアプリ内の機能に直接飛ぶことができたり(Twitterアプリを強く押し込むとツイート画面を開くメニューや検索する画面を開くメニューが出てきます.), コントロールセンターでは懐中電灯機能の明るさ調整などができます.

Handoff 機能

これはiPhoneでしているタスクを何もせずに他のデバイスで続行する機能ですが, 自分はWebページの共有が非常に有用だと思います.

例えば, iPhone で気になるWebページを見つけてmacで表示したい時, iPhoneのSafari上でそのページを表示しておくとmacのDockに以下のようなアイコンが出てきて, このアイコンをクリックするとiPhoneで開いていたページに飛ぶことができます. またこの逆, つまりmacで見ているWebページをiPhoneですぐに開くこともできます.

インターネット共有 機能

いわゆるテザリングのことですがmacとの連携が素晴らしいです. テザリングを行うとき, スマートフォンを出してテザリング機能をONにしなくてはならないのが普通ですが, macとiPhoneならmac上からiPhoneのテザリング機能をONにすることができます.

またこの機能により, iPhoneの電波受信強度とバッテリ残量をiPhoneを開かなくとも確認することができます.

iPhoneにしてよくなかった点

ホーム画面のカスタマイズ

iOSではAndroidほどホーム画面のカスタマイズができません. 自分はこれまでAndroid端末ではNova launcherというアプリでホーム画面をカスタマイズしていました. このアプリはジェスチャーなどで色々な動作を振り分けることができたり, アプリアイコンを変更することができました.

しかしiOSにはそのような機能はありませんし, アイコンの配置もある程度固定されてしまいます. よって自分にとっては機能性や, 自分好みのホーム画面を失ってしまいました.

他にもホーム画面周辺であるならば, Androidのホーム画面ではウィジェットの配置ができますが, iOSにはその機能はありません. iOSのウィジェットは全て一番左のホーム画面にしか設置することができませんし, その大きさはほとんど変えることができません.

デフォルトアプリ設定

Androidではデフォルトアプリ–––特にブラウザ–––が設定できます. しかしiOSにはその機能は未だにありません. Google系アプリやごく一部のアプリ以外からリンクを踏むとSafariで開いてしまいます. この仕様によってサイト別のパスワード管理が面倒になります. macでメインブラウザがSafariであるならば問題ではありませんが, ChromeやFirefoxなどサードパーティブラウザであるとiPhone版Safariとパスワードの同期が行えません. これは結構不便なのでなんとかしてほしいお気持ち. 他にもカレンダに登録されている住所などの情報はApple製Mapアプリで開かれてしまいます.

イヤホンジャック問題

イヤホンジャックがないということで大いに困っています. まず充電中に音楽を有線イヤホン/ヘッドホン聞けません. さらに今まで使用してきた3.5mmジャックのイヤホンはアダプタをかまさないと接続できません.

これらの問題が起きることはよく知られていると思いますが, 実際に体験(?)すると思った以上に不便です. Appleの方針としてはワイヤレスイヤホンを使えってことでしょうか. だけど今のイヤホン好きだしなぁ. Bluetooth化することもできますが, 充電しないといけない機器(Bluetoothアダプタ)が増えるので自分としては乗り気になりません.

通知わかりにくい問題

Androidではステータスバーに通知アイコンが表示されます. しかし, iPhoneのステータスバーはそれらを表示しません.

ステータスバーに通知アイコンが表示されないことにより, 通知に気付きにくかったり, 久しぶりに通知センタを展開してみると, 見逃していた通知の嵐だったりします.

ステータスバーに通知アイコンがないというところはiOSのシンプルさを感じさせますが, 同時に気付きにくさもあります. これまでAndroidを使っていた人からすれば使いにくさを感じます.

戻るボタンがない

Android端末とiOS端末を比較した時に特に顕著な違いがナビゲーションバーの"戻るボタン"があるかないかという違いでしょう.

iOS端末はホームボタンのみを前面に配置しています. Android端末は一部機種を除いて, ナビゲーションバーと呼ばれる場所にホームボタン, 戻るボタン, 履歴ボタン(これらの正式名称は知らない)が配置されています.

Androidではブラウザバックだったり, 前の画面に戻りたい時にナビゲーションバーの戻るボタンを押せば戻れますが, iOSのガイドラインデザインではアプリ内の画面左上に戻るボタンを配置することになっています.

さてこの時, 大型化してきている両OSの端末においてどこに戻るボタンがある方が良いでしょうか. 自分は下側にある方がありがたいです. Appleも大型化のデメリット–––画面上側に指が届かない事–––は把握していて, ホームボタンを2回タップすると画面が下側に降りてくるようになっています. しかし, ワンタップで戻れるAndroidの方がアクセスのしやすさとしては1枚上です.

iOSでは他の"戻る"手段があります. それは画面の左端から右へスワイプする. という動作です. この割とメジャー(だと思っている)な機能は多くのアプリで実現されていますが, 個人が作っているアプリやアプリに力を入れていない組織のアプリなどはこれに対応していなかったりします. 特にAndroid版と同じUIで作られるアプリに多く見られます.

まとめ

iPhone 8を買ってしばらくは舞い上がっていましたが, 手に入れてから1週間経ち, 冷静にメリットを考えてみたところiPhoneにしてよかった点の大部分がmacとの連携ではないかと思えます. 3D Touch機能は便利ですが, macとの連携で得られる便利さと比較して小さい. もしPCがmacでないなら, iPhoneを選ぶ理由は少なくなるのではないかと(自分は)考えられます. なぜならそれほどAndroid端末と変わりがないからです. どっちもスマートフォンだしね. ただ今回購入したiPhone 8 は (PRODUCT)REDなのでしばらくは本体を愛でることができそうです. その自己満足だけでもまぁいいものではないでしょうか.

あとがき

ブログの更新が完全に止まっていましたが, 実は4月頭にはまだ公開していない記事ができあがっていました. 完全に公開を忘れていたのでこれを出した後少し間を開けてそれを公開したいと思います.

ちなみにこのiPhone 8の話は公開日当日の午前4時とかに書いています.

そういえば最近Raspberry Pi Zero WH を買いました. すごく小さくてモバイルバッテリの上に乗せてそれから電源を取れるのですごい便利です.

あとはWin/Ubuntu機をDebian機に変えてみたりしました. こいつでAndroidのカスタムROMビルドに少し挑戦しましたが, ワケあってコケています. うまくできたらそれに関して書くかもしれません.

というわけでこの辺で.

更新情報

2018/04/28: “通知わかりにくい問題"と"戻るボタンがない"を追記しました. 2018/08/26: 現ブログにこの記事は移動されました.

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